サメ

クロヘリメジロザメ

クロヘリメジロザメ Carcharhinus brachyurus はメジロザメ属に属するサメの一種。

PROFILE

メジロザメ属で唯一、主に温帯に分布する。隔離分布しているため、いくつかの個体群に分かれているとみられる。汽水・浅瀬から100 m以深まで幅広い範囲で見られる。雌雄は別々に暮らし、季節回遊を行う。最大で3.3 mに達し、他の大型メジロザメによく似ている。鉤形の上顎歯、一様なブロンズ色の体色、背鰭間に隆起がないことなどが特徴。

稀に人を攻撃することがある。2013年、国際サメ被害目録は、種の特定されている非挑発的な攻撃事例としては6番目に多い、20件の攻撃を本種によるものとしている(参考:最多のホホジロザメは279件)。大型で強力ではあるが、餌が存在しなければ凶暴になることはない。だが、スピアフィッシングの獲物を奪い取ったり、本種が豊富なオーストラリアやニュージーランドでは海水浴客に噛み付いた事例がある。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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